借金の履歴はローンを組む時関係がある?家を買うなら?

消費者金融等で借金をした経験があると、住宅や自動車といった高額なローンを組む際に不利なのでは?と不安に駆られる方も多いでしょう。完済してはいるけれども、そういう過去があると指摘されるのでは……というお悩みのみならず、未だに完済できていない借金がある、あるいはブラック経験がある、など状況は様々ですよね。

まず、既に借金を完済されている場合、例え過去に幾ら借金をしていようとも、住宅や自動車など長期的な返済が予想されるローンを新たに組む際に問題となることはありません。借りたとしても返済能力のある人なのだと見なされるからです。

次に、現在未だに返済しきれていない借金がある場合ですが、住宅ローンを組む際には、保証会社というところで審査されます。この審査に合格すると住宅ローンを組むことが可能になるわけですが、消費者金融での借金は、保証会社の審査においてはかなり心象の悪いものです。どういった物件ならば購入できるか、という予算は、主に年収と支出、定年までの年数から判断されるのですが、所持しているクレジットカードの枚数とローン使用額、キャッシング利用額なども審査材料に含まれるからです。

クレジットカードの使い方が粗かったり、消費者金融での借金があったりすると、保証会社としては長期的な返済の難しい利用者、と判定せざるをえません。また、審査に合格しても、購入できる物件が実際の年収に見合わない(低い)ものとなる恐れも大きいので、できる限り借金やその他のローンは完済しておいた方がよいでしょう。

また、ブラック経験がある場合ですが、これも同様に難しいと思われます。ブラックとして認定されてしまうと、住宅や自動車はおろか、分割で商品を購入すること自体が厳しくなってしまうからです。審査を受けることは可能ですが、信用情報が削除されるまで(5~10年)は待った方がよいでしょう。

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