100万借りればここまで違う!消費者金融選びには利息は最重要

消費者金融からお金を借りようと思ったとき、一番重点的に調べるところといったらどこだと思いますか?…やっぱり、金利ではないでしょうか。消費者金融の金利の相場がどれくらいかわからない人であっても、金利が高ければ払うお金は高くなり、金利が低ければ払うお金は少なくなるという知識は持っているでしょうし、利息はいうなれば無駄な出費ですから、出来るだけ減らしたいと思うのはごく自然なことですよね。

現在は法律が改正され、消費者金融での一般的な金利の天井としてはせいぜい18%程度、遅延損害金といったいわゆる「延滞料」は20%程度になっています。このあたりはあまり大きく差がありませんので、似たようなものならどこでもいいかな…と妥協してしまうかもしれませんが、お金を借りれば借りるほど金利の差は大きく響いてくるんです。少額であればたしかにそう大きくはありませんが、100万円といった大金になるとそうも言っていられません。少しの差でもここまでかわる!…というわけで、実際にシミュレーションをしてみましょう。

消費者金融での一般的な金利である約18%と、金利が低めの16%でシミュレーションしてみます。まずは、20万円を借り入れて、毎月1万円ずつ返済した場合です。金利が18%であれば、支払総額は約24万円となり、利息は約4万円です。対して、金利が16%の場合は支払総額は約23万4000円、利息は3万4000円と、その差は6000円です。この差を大きいと思うか小さいと思うかは人による微妙なラインではありますが、「めっちゃ損した!」と落胆するほどではない印象ですね。

それでは、100万円を借りた場合を同じ条件で見てみることにしましょう。毎月5万円返済すると仮定した場合、金利18%であれば支払総額は約119万8000円、利息は19万8000円です。金利16%の場合の支払総額は約117万円、利息は17万円です。約3万円の差が付き、これは小さいとは言えなくなってきましたね。ただ、毎月5万円ずつ返済するというのは結構大変です。100万円といった額ですが、せいぜい捻出出来るのは2万円程度でしょうか。改めて、毎月2万円ずつの返済ならばどうなるのか計算してみます。

金利18%で毎月2万円、100万円分を返済していった結果、支払総額は約186万円です。なんと、利息は86万円にまで膨れ上がります。約2倍も支払っていることになりますね。金利16%ではどうでしょうか。同様の条件での計算を行った結果、支払総額は約166万円でした。利息は66万円と、こちらも非常に高い金額ではありますが、金利18%で借りた時と比較すると20万円も節約できていることになります。

少々金利が高くても、すぐに返済できるのであれば問題はないでしょう。しかし、こつこつと返済していこうと考えているのならば要注意です。返済までの期間が延びれば延びるほど利息はどんどんと膨れ上がっていくことがこのシミュレーションでよくわかります。毎月1万円の返済であればもっと差が開くことでしょう。出来るだけ短い期間で返す…といったつもりがないのであれば、利息額を必ずシミュレーションすることが大切と言えそうです。そして、出来るだけ金利が低いところから借り入れることが重要と言えますね。

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